陰イオン | みくあす化学館

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陰イオン

 

今回は、陰イオンについて。

 

 

陰イオンになりやすい元素は決まっています。

 

 

周期表の17族元素(ハロゲン)は
-1の陰イオンになりやすい。

 

周期表の16族元素は
-2の陰イオンになりやすい。

 

 

なぜか。

 

 

それは、電子配置を見れば分かります。

 

参考
安定な電子配置

 

 

17族の塩素の電子配置は、
K殻に2個、L殻に8個、M殻に7個です。

 

最外殻電子は7個です。
8個じゃないので不安定です。

 

 

あと1個電子があれば
最外殻電子が8個になります。

 

 

なので、塩素は別の原子から
電子を1個奪い取ります。

 

 

そうすると電子が1個増えたので
-1の電荷を持ったイオンになります。

 

1価の陰イオンですね。

 

 

これが塩化物イオンです。

 

塩素イオンではないので
間違えないでください。

 

単原子の陰イオンは、
〜化物イオンと呼びます。

 

酸素→酸化物イオン
フッ素→フッ化物イオン
硫黄→硫化物イオン
塩素→塩化物イオン

 

 

17族元素は、
最外殻電子が7個なので、
1個電子を奪い取って
1価の陰イオンになりやすいのです。

 

 

そして、16族元素は、
最外殻電子が6個なので、
2個電子を奪い取って
2価の陰イオンになりやすいのです。

 

 

 

もう一度例を見てみましょう。

 

16族の酸素は電子配置が、
K殻に2個、L殻に6個です。

 

あと2個電子があれば
最外殻電子が8個になります。

 

 

なので、どこかから電子2個を奪い取って
2価の陰イオンになります。

 

 

酸化物イオンは
K殻に2個、L殻に8個です。

 

最外殻電子が8個になりましたね。
これで安定というわけです

 

この電子配置はネオンと同じです。
でも陽子の数が違うので
ネオンではなく酸素ムです。

 

 

ネオンは陽子8個、電子8個です。
酸化物イオンは陽子6個、電子8個です。

 

 

陰イオンは、
同じ周期の希ガスと同じ電子配置になります。
周期表を見て確認してみましょう。

 

 

酸化物イオン、フッ化物イオンは
ネオンと同じ電子配置です。

 

硫化物イオン、塩化物イオンは
アルゴンと同じ電子配置です。

 

 

安定な電子配置になるために、
陰イオンになるんです。
分かりましたか?

 

 

それでは、今回はここまで。

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