ヘスの法則 | みくあす化学館

Sponsored link

ヘスの法則

 

今回は、ヘスの法則について。

 

 

塩酸に水酸化ナトリウムの固体を
直接放り込むと
ものすごく発熱します。
(危険なのでやめてください。)

 

式で書くと
HClaq+NaOH=NaClaq+H2O+101kJ

 

 

発生する熱量は101kJ。

 

量によっては溶液が
沸騰するほど発熱します。

 

塩酸が飛び散るので危険です。

 

 

なぜこんなに発熱するかと言うと、
中和熱と溶解熱が足し合わされているからです。

 

 

酸とアルカリなので当然中和して
中和熱が発生します。

 

そして、水酸化ナトリウムは
水に溶かすだけでも発熱します(溶解熱)。

 

 

中和熱と溶解熱が合わさって
かなり発熱するということです。

 

 

 

安全に中和するためにはまず
水酸化ナトリウム水溶液を作ります。

 

 

NaOH(固)+aq=NaOHaq+45kJ

 

 

ここで45kJの溶解熱が出ました。

 

 

次に、この水酸化ナトリウム水溶液と
塩酸を混ぜて中和させます。

 

 

NaOHaq+HClaq=NaClaq+H2O+56kJ

 

56kJの中和熱が出ました。

 

さっきの101kJよりは
発生する熱が少ないので安全です。

 

 

さて、さっきの式と比べてみると、
全体として発生した熱量は
同じであることがわかります。

 

 

方法@(危険な方法)
HClaq+NaOH=NaClaq+H2O+101kJ

 

方法A(安全な方法)
NaOH(固)+aq=NaOHaq+45kJ
NaOHaq+HClaq=NaClaq+H2O+56kJ

 

45kJ+56kJ=101kJですね。

 

 

これをヘスの法則と言います。

 

反応の最初と最後の状態が同じなら
反応の経路に関わらず出入りする熱量の総和は同じです。

 

 

それでは、今回はこれで終わります。

サイト運営者情報


HOME 原子・電子配置 化学反応 無機化学 有機化学