ダニエル電池| みくあす化学館

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ダニエル電池

 

今回は、ダニエル電池について。

 

 

ダニエル電池は、ボルタ電池を改良した電池です。
水素が発生しないように工夫されています。
なので分極せず、起電力が安定します。

 

 

正極、負極はボルタ電池と同じ
銅板、亜鉛板です。

 

 

電解質が違います。
ダニエル電池は正極側に硫酸銅水溶液
負極側に硫酸亜鉛水溶液を使います。

 

 

2つの電解質水溶液が混ざらないように
素焼き板やセロハン膜で仕切ります。

 

素焼き板というのは
身近の物で言うと植木鉢みたいな材質です。

 

 

素焼き板やセロハン膜には
非常に小さな穴がたくさん開いているので
イオンは通過します。

 

でも溶液が混ざるほど大きな
穴ではありません。

 

 

ダニエル電池ではまず亜鉛が溶けます。

 

Zn→Zn2++2e-

 

そして電子が導線を通って
銅板まで流れます。
ここまではボルタ電池と同じ。

 

銅板に来た電子は、
Cu2+に渡されます。

 

ボルタ電池では電解質が希硫酸なので
陽イオンはH+ですが、
ダニエル電池では電解質が硫酸銅水溶液なので
陽イオンはCu2+です。

 

なので
Cu2++2e-→Cu

 

このように、水素ではなく
銅が出来ます。

 

 

つまり、負極では亜鉛がどんどん溶けていって
正極では銅板がどんどん厚くなっていきます。

 

 

水素が発生しないので分極しません。
起電力は1.1Vで安定しています。

 

 

 

このように、水素が出ないように
工夫されたのがダニエル電池です。

 

 

それでは、今回はここまで。

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