弱酸遊離反応 | みくあす化学館

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弱酸遊離反応

 

今回は、弱酸遊離反応について。

 

 

弱酸の塩に強酸を加えると
弱酸を取り出す(遊離)ことができます。

 

 

例えば、酢酸ナトリウムは
弱酸である酢酸の塩です。

 

これに強酸の塩酸を加えると

 

CH3COONa+HCl→CH3COOH+NaCl

 

このように、
酢酸が生成(弱酸の遊離)します。

 

 

強酸の塩から強酸を取り出すことはできません。

 

 

この反応から、酸の強さが分かります。

 

 

炭酸ナトリウムに酢酸を加えると
シュワシュワと泡が出て溶けます。

 

Na2CO3+2CH3COOH→2CH3COONa+CO2+H2O

 

これは、炭酸が酢酸よりも弱酸だから
起きる反応です。

 

 

このことから、酸の強さは

 

炭酸(二酸化炭素)<酢酸<塩酸

 

ということが分かります。

 

 

有機化合物のフェノールは
炭酸より弱い酸です。

 

フェノールの塩(ナトリウムフェノキシド)の
水溶液に二酸化炭素を通じると
フェノールが水溶液の上に浮きます。

 

炭酸より弱いフェノールが
弱酸遊離反応で出てきたということです。

 

 

酸の強さを並べておくと

 

 

塩酸・硫酸・硝酸>カルボン酸>炭酸>フェノール

 

となります。

 

カルボン酸は、酢酸・シュウ酸・安息香酸などです。

 

 

フェノールは一番弱いので
どの酸でも遊離できます。

 

酢酸(カルボン酸)は強酸やリン酸で
遊離できますが、
炭酸やフェノールでは遊離できません。

 

 

 

それでは、今回はこれで終わります。

 

 

 

 

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