硫黄の酸化物 | みくあす化学館

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硫黄の酸化物

 

今回は、硫黄の酸化物について。

 

 

硫黄は、火をつけると
青色のきれいな炎をあげて燃えます。
そしてくさい。

 

S+O2→SO2

 

生成する二酸化硫黄は
刺激臭のする気体です。

 

花火が燃えた後のような
においがします。

 

 

銅に熱濃硫酸を加えても発生します。

 

Cu+2H2SO4→CuSO4+H2O+SO2

 

 

二酸化硫黄は漂白作用があり、
工業的には紙を漂白するのに使われます。

 

二酸化硫黄は還元剤だけど、
相手が強い還元剤だと酸化剤になります。

 

 

還元剤(相手が酸化剤)
SO2+H2O2→H2SO4

 

酸化剤(相手が強い還元剤)
SO2+2H2S→2H2O+3S

 

 

 

二酸化硫黄は水に溶けて
亜硫酸H2SO4になります。

 

硫酸の酸素が1個少ないのが亜硫酸です。

 

硫酸 H2SO4
亜硫酸H2SO3

 

亜硫酸は、硫酸と違って弱酸です。

 

塩基と反応して亜硫酸塩になります。

 

亜硫酸ナトリウムNa2SO3
亜硫酸カルシウムCa2SO3

 

水素が1個残ると亜硫酸水素塩になります(酸性塩)。

 

亜硫酸水素ナトリウムNaHSO3

 

 

 

亜硫酸塩、亜硫酸水素塩に強酸を加えれば
弱酸遊離反応で二酸化硫黄が発生します。

 

NaHSO3+HCl→NaCl+H2O+SO2

 

 

二酸化硫黄は、
酸化バナジウム(X)などの触媒を使うと
さらに酸化します。

 

 

2SO2+O2→2SO3

 

 

普通の条件では酸化しないけど、
触媒を使うと三酸化硫黄になります。

 

 

無色の結晶で、
ものすごい刺激臭があります。
めちゃくちゃ鼻が痛くなります。

 

三酸化硫黄は水と反応して
硫酸になります。

 

SO3+H2O→H2SO4

 

つまり、三酸化硫黄のにおいをかぐと
鼻の中の水分と反応して硫酸になります。
そして鼻に激痛が!!

 

 

硫酸についてはこちら。

硫酸

 

 

それでは、今回はここまで。

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