炭素の酸化物 | みくあす化学館

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炭素の酸化物

 

今回は、炭素の酸化物について。

 

 

炭素の酸化物には、
一酸化炭素と二酸化炭素があります。

 

 

一酸化炭素は、
無色無臭の毒ガスです。

 

有機物の不完全燃焼で発生します。

 

完全燃焼すれば二酸化炭素になるけど
酸素が足りないと一酸化炭素になります。

 

2C+O2→2CO

 

二酸化炭素を高温の炭素で還元しても生成します。

 

CO2+C→2CO

 

 

実験室では、ギ酸を濃硫酸で脱水すると得られます。

 

HCOOH→H2O+CO

 

ギ酸はカルボン酸の一種で有機物です。

 

 

一酸化炭素は青い炎をあげて燃えます。

 

2CO+O2→2CO2

 

 

還元作用が強いので、
鉱物を還元して金属の単体を
取り出すことができます。

 

赤鉄鉱から鉄を取り出す反応
Fe2O3+3CO2→Fe+3CO2

 

 

水を還元して水素にすることもできます。

 

CO+H2O→H2+CO2

 

 

一酸化炭素は、不完全燃焼で発生する
身近な恐ろしい毒ガスだけど、
工業的にはかなり役に立つ物質なのです。

 

 

次は二酸化炭素について。

 

二酸化炭素は、
無色無臭の若干空気より重い気体です。

 

 

炭酸塩に強酸を加えると
弱酸遊離反応で発生します。

 

CaCO3+HCl→CaCl2+H2O+CO2

 

 

二酸化炭素は水に少し溶けて
弱酸の炭酸になります。

 

 

水酸化ナトリウムや水酸化カルシウムなどの
強塩基の固体に吸収されて炭酸塩になります。

 

 

ドライアイスは二酸化炭素の固体で、
-79℃まで冷やせる冷却材として使われます。

 

ドライアイスは液体にならず
昇華していきなり気体になります。

 

ちなみにドライアイスから出てくる
白いもくもくは二酸化炭素じゃなくて
水蒸気が冷えて細かい水になったものです。

 

二酸化炭素は目に見えません。

 

 

それでは、今回はここまで。

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