アルカリ金属 | みくあす化学館

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アルカリ金属

 

今回は、アルカリ金属について。

 

 

周期表の1族元素のうち、
水素以外の、リチウム〜フランシウムが
アルカリ金属と呼ばれています。

 

 

特に有名なアルカリ金属は
ナトリウムとカリウムですね。

 

 

アルカリ金属というぐらいですから
もちろん金属です。

 

 

ナトリウムやカリウムは
金属ってイメージじゃないですが
れっきとした金属です。

 

 

ナトリウム、カリウムの単体は
銀色でいかにも金属って感じですよ。

 

 

塩化ナトリウムや硝酸カリウムなどの
化合物になると白い粉末なので
そちらのイメージが強いかもしれません。

 

 

金属は基本的に、
単体の時だけ金属っぽい見た目で、
化合物になると金属っぽくなくなります。

 

 

 

アルカリ金属は、
銀色の軽い金属で、
融点が低いです。

 

 

水に入れると浮きます。
(そして反応して爆発する)

 

 

ナトリウムは98℃、
カリウムは64℃で溶けて液体になります。

 

低すぎ!
これでもホントに金属なんです。

 

 

ちなみにカッターナイフで切れるぐらい
やわらかいです。

 

 

アルカリ金属は、水と激しく反応します。

 

ナトリウムなら、水と反応して
水酸化ナトリウムになります。

 

2Na+2H2O→2NaOH+H2

 

 

ものすごく少ない量を水に入れると
燃えながら水面を動き回ります。

 

軽いので水に浮き、
水素を噴き出しながらで動き回るんです。

 

 

多量のナトリウムを水に入れると、
反応熱で熱くなり、水素に引火して爆発します。

 

超キケンです。

 

 

プールにナトリウムの塊を投げ入れると
爆音とともに数メートルの火柱があがります。
ヤバすぎです。

 

 

アルカリ金属は酸素とも速やかに反応して
酸化物になります。

 

つまり空気中に置いておくと一瞬で錆びます。

 

 

なので灯油の中に入れて保存します。

 

もし間違って水の中に入れたら死にます。

 

 

 

このようにアルカリ金属は
非常に反応性が高いので
実験室で作るのはほぼ無理です。

 

 

アルカリ金属の単体は、
融解塩電解という方法で作られています。

 

 

その名の通り
融かした塩を電気分解します。

 

 

塩化ナトリウムを高温で融かして液体にし、
電気分解すると陰極でナトリウムが生成します。

 

陰極 Na++e-→Na
陽極 2Cl-→Cl2+2e-

 

 

普通の塩化ナトリウム水溶液を電気分解しても
陰極は水素が出るだけです。

 

ナトリウムは出てきません。
そもそも水中でナトリウムが生成するわけないですよね。
水がある状況でナトリウムを作るのは無理です。

 

 

しかし、融解塩なら水が無いので
ナトリウムがでてきます。

 

 

塩化カリウムならカリウムが生成します。
このように、アルカリ金属は
融解塩電解で作ります。

 

 

うまくやれば実験室でも
塩化ナトリウムを融解させて電気分解できますが
危ないので普通はやりません。

 

 

それでは、今回はここまで。

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