油脂 | みくあす化学館

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油脂

 

今回は油脂について。

 

ラードみたいな固体の脂や
オリーブオイルのような液体の油があります。

 

油脂はエステルの一種です。

 

エステルということは、
アルコールとカルボン酸でできています。

 

 

アルコールの部分は
3価アルコールのグリセリンという物質です。

 

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カルボン酸の方は色々な種類があります。
炭素の数が多くてものすごく長いカルボン酸です。

 

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このような長いカルボン酸は
高級脂肪酸と言います。

 

 

炭素の数によって名前が違います。

 

C11H23COOH:ラウリン酸
C13H27COOH:ミスチリン酸
C15H31COOH:パルミチン酸
C17H35COOH:ステアリン酸

 

こいつらは飽和脂肪酸に分類されます。

 

二重結合を持つものは
不飽和脂肪酸に分類されます。

 

C17H33COOH:オレイン酸(二重結合1個)
C17H31COOH:リノール酸(二重結合2個)
C17H29COOH:リノレン酸(二重結合3個)

 

当たり前だけど二重結合が多いほど
水素が少ないですね。

 

 

このような飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸などの
高級脂肪酸がグリセリンと
エステルになっているのが油脂なんです。

 

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不飽和の度合いが大きい(二重結合が多い)油脂は
常温で液体のものが多いです。

 

逆に、不飽和の度合いが小さい油脂は
常温で固体のものが多いです。

 

液体の油脂は触媒下で水素を付加させると
二重結合が減って固体になります(硬化油)。

 

 

例えば、大豆油(液体)に水素を付加させた
硬化油はマーガリン(固体)に用いられます。

 

 

エステルなので、酸や塩基を加えて
水と反応させると加水分解します。

 

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塩基で加水分解する場合は
けん化と言います。

 

油脂を塩基で加水分解すると
セッケン(カルボン酸の塩)になるのです。

 

 

 

それでは、今回はここまで。

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